GS/XGのNRPN
NRPNは使用目的を音源(楽器)メーカーの解釈に任せているコントロール・チェンジ・メッセージです。 従って、異種機間、メーカー間の互換性を重視したGMでは使用しないことになっています。
GSと XGでは、この「メーカーの解釈」として、NRPNに独自に機能をアサインしています。アサインには GSと XGで、 重複している部分がありますが、ローランドとヤマハが互換性を保証しているわけではありません。 同じ機能であっても効果のかかり具合には違いが出ます。
GSと XGでは次のように NRPNを規定しています。●は、対応していることを示しています。
NRPN(MSB) | NRPN(LSB) | 機能 | GS | XG |
001 | 008 | ビブラートの早さ | ● | ● |
001 | 009 | ビブラートの深さ | ● | ● |
001 | 010 | ビブラートのかかりはじめる時間 | ● | ● |
001 | 032 | フィルターのカット・オフ周波数 | ● | ● |
001 | 033 | フィルターのレゾナンス | ● | ● |
001 | 099 | 音の立ち上がり(アタック)時間 | ● | ● |
001 | 100 | 音が立ち上がってから、持続レベルになるまで(ディケイ)の時間 | ● | ● |
001 | 102 | 音の減衰時間 | ● | ● |
021 | rrr | ドラム・フィルター・レゾナンス | ● | |
その他(まだ、たくさんあります) |
NRPNを自由に使用するには、表に示したものの中ではビブラートに関するものを除いて、シンセサイザーによる音作りの知識がある程度必要になります。
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