
その6:プラグインとは何か
「音をいじるエフェクト」、とりあえずはその理解でも良いと思いますが、ソフトウェアシンセサイザーのような音を出すプラグインもあります。
「プラグイン」とは親となるアプリケーションに機能を追加で組み込む形態のことで、その組込む機能(プログラム)のことでもあります。
組込む機能は主にエフェクターとMIDI音源(ソフトシンセサイザー)です。
用語的には「プラグイン」は「アドオン」とは区別されているようですが、アドオンよりはもっと小さな機能に分けたものといった理解でも良いかと思います。

画像:プラグインのイメージ
プラグインの提供形態としては主に下記の3つがあります。
- DAWに付属するもの
- DAWと同じメーカーが販売する別売のもの
- 他DAWメーカーを含むサードパーティ製のもの

画像:プラグインの提供形態
エフェクターとしてのプラグイン
エフェクタープラグインは音声信号を受け取って何らかの効果を施した音声を返します。 機能的にはハードウェアのエフェクターと同じです。

画像:エフェクター・プラグインの入出力
ソフトウェア音源としてのプラグイン
ソフトウェア音源プラグインはMIDI情報(演奏情報)受け取って、音声を返します。 機能的にはハードウェアのシンセサイザーのMIDI INにMIDIケーブルを繋ぎ、同シンセの音声出力をオーディオケーブルで繋ぐイメージです。

画像:ソフトウェア音源プラグインプラグインの入出力
DAWとの互換性、規格の種類(VST, AU, AAX)
プラグインはいくつかのフォーマットがあり、規格化されています。 主なフォーマットには以下のものがあります。
- Windows環境の場合:VST 3, AAX, VST 2, ほか
- macOS環境の場合:VST 3, AU, AAX, ほか
どのDAWがどのプラグインを使えるのかはDAWとプラグイン製品の両方の製品情報を確認する必要があります。
下の画像はDAW側のプラグインのサポート状況のアナウンス例です。このDAWではオペレーションマニュアルに下図のように書かれています。

画像:プラグイン・フォーマットのサポート情報(Cubase 11の場合)
下の画像はプラグイン製品側の対応フォートの提示例です。このプラグイン製品ではWebサイト上で下図のように情報を提供しています。

画像:プラグイン・フォーマットの対応情報(HALion 6の場合)
プラグインは複数箇所で挿すことができる
DAWの仕様、パソコンのCPUパワー、メモリ容量が許す限り、物理的なデバイスと違って同じエフェクターをたくさん購入する必要はありません。
たとえば16本のオーディオトラック(チャンネル)で同じエフェクターを異なる設定で使いたい場合、同じプラグインを16個購入する必要はありません。
同様に同じシンセサイザープラグインを複数立ち上げることも可能です。昔の同期一発録りのように同じジンセサイザーをたくさん買う必要はありません。
〔2021.4.17 新規掲載、2021.4.17 最終更新〕