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その7:コスト(必要な機材例とお金の話)

ここでは今時のアマチュアの音楽制作環境を具体的な機材例とコスト面で考えてみます。

パソコンはWindows。 パソコン以外のハードウェアは比較的始めやすい安価なもののなかから、それなりに長く使えそうなものを選んでみました。 DAWに関しては、いにしえの4大シーケンスソフトのひとつである Cubase の最上位グレードの現行バージョンの場合を例として挙げました。

構成

画像:機器構成のイメージ


パソコン

音楽作品の作り方や曲の種類に大きく左右されますが、パソコンに求められる最低限のスペックは以下のような感じです。 昔のMIDIシーケンスソフト時代はそれほど高い性能は必要ありませんでしたが、オーディオ処理も扱うDAWではそれなりのスペックが必要です。

DAW

先に書いた通り、DAWはCubase Pro 11をあげました。 選定の理由は筆者自身がCubaseユーザーであるため情報を収集しやすいためです。 CubaseでなくてもメジャーなDAWならどれも同等のことが可能だと思われます。

Cubase

画像:Cubase


MIDIキーボード

打ち込み用に鍵盤が必要としておきます。製品としてRolandの標準鍵盤のMIDIキーボード・コントローラーをあげておきます。

MIDIキーボード

画像:ROLAND A-49-BK


オーディオインタフェース

オーディオインタフェースはステレオ入力、ステレオ出力が可能な最低限のものを選んでみました。

オーディオインタフェース

画像:Steinberg UR22C


モニタースピーカー

モニタースピーカーはパワーアンプ内蔵型のスモールモニターを選んでみました。

モニタースピーカー

画像:YAMAHA MSP3


マイクロホン

歌わない人、アコースティック楽器を録らない人も多いでしょうからマイクは除外しました。




ここまでのところでかかるお金は \120,000 程度です(パソコンを除く)。以下、これらのソフトウェア、機材でどの程度のことができるのかを具体的にまとめてみます。
現在の音楽制作環境がいかに安上がりかがわかると思います。

MIDIシーケンサーとしての性能

Cubase Pro 11のMIDIシーケンサーとしての性能を示すものとして代表的な要素をあげてみます。

シンセサイザーとしての性能

Cubase Pro 11に附属するプラグインMIDI音源のうちドラムに特化しないものについてあげてみます。
音色には好みがあり、用途によって適不適があるので一概にハード音源とは比較できませんが、安上がりである事はイメージできると思います。

ドラムマシンとしての性能

Cubase Pro 11に附属するプラグインMIDI音源のうちドラムに特化したものがあります。

サンプラーとしての性能

Cubase Pro 11にはサンプラーとしての機能があります。これはサンプラーとして基本的な機能を持ちますが、主に波形データをインポートしてキーボードにマッピングする使い方に主眼を置いているようです。

MTRとしての性能

Cubase Pro 11のMTRとしての性能を示すものとして代表的な要素をあげてみます。

ミキサーとしての性能

Cubase Pro 11のミキサーとしての性能を示すものとして代表的な要素をあげてみます。

エフェクターとしての性能

Cubase Pro 11の付属プラグイン・エフェクターの性能を示すものとして代表的な要素をあげてみます。
デジタル・リバーブが庶民の手に届くようになってきたころの価格は10万円くらいでした。これをいくつも買う必要はないわけです。

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〔2021.4.26 新規掲載、2021.4.26 最終更新〕