MIDI:MIDIメッセージ
MIDI規格では演奏情報や制御情報をMIDIメッセージと呼んでいます。
"MIDIコマンド"という表現を言葉をみかけることがありますが、"MIDIメッセージ"というのが正しい用語です。
MIDIメッセージには大きく分けて次の2つの種類があります。
- チャンネル・メッセージ:主に演奏情報
- システム・メッセージ:主に制御情報
チャンネル・メッセージ
MIDIメッセージの中でもっともよく使用されるのが、鍵盤を弾いたときに送信される、演奏情報の要であるノート・オンとノート・オフ・メッセージです。これはチャンネル・メッセージです。
よく使われるチャンネル・メッセージとしては下記のものがあります。
- 鍵盤を弾いた情報(ノート・オン、ノート・オフ)
- ビブラートなどの深さ(モジュレーション・デプス)
- 音程を上げ下げさせる(ピッチ・ベンド)
- 音色を切り換える(プログラム・チェンジ)
- 音量を設定する(チャンネル・ボリューム)
- 音色が左端から右端までのどの位置で鳴らすかを設定する(パンポット)
システム・メッセージ
システム・メッセージはシンセサイザーをはじめとするMIDI対応機器の動作モードを設定したり、チェンネル・メッセージではまかないきれない細かな情報を操作するために使用されます。
システム・メッセージには以下のようなものがあります。
- シンセサイザーなどをGMモードに切り替える(システム・エクスクルーシブ)
- アクティブ・センシング